パラリンピックの「女子車いすテニス」で活躍が期待されている上地結衣(かみじ ゆい)選手。
車いすテニス4大大会での優勝をはじめ、多くの大会で実績を残していて、2016年のリオパラリンピック大会では女子シングルスで銅メダルに輝いています。
また「女子車いすテニス」において史上最年少で年間グランドスラムを達成する実力者で、今年の東京パラリンピックでは金メダルが期待される大注目選手です。
そんな大活躍を期待されている上地結衣の年収はいったいどれ程なのか?
多くの大会で実績を残している上地選手はスポンサー契約数も非常に多いようです。
また大手CMにもかなり出演していてみたいで、アスリートのCM出演料の相場がめっちゃ高かったことも分かりました!
今回は「女子車いすテニス日本代表」の上地結衣の年収について考察していきます。
上地結衣 選手の経歴が凄い!!

上地結衣のプロフィール
若いころから日本代表として活躍し、史上最年少記録を2つも持つ上地選手。
そんな 上地選手の大会実績が凄いんです!
2014 全米オープン優勝(シングルス、ダブルス)
2014 全仏オープン優勝(シングルス、ダブルス)
2014 全豪オープン優勝(ダブルス)
2014 全英オープン優勝(ダブルス)
2014年 全仏オープン優勝した時
2016 全豪オープン優勝(ダブルス)
2016 全仏オープン優勝(ダブルス)
2017 全仏オープン優勝 (シングルス、ダブルス)
2017 全英オープンベスト4(シングルス)
2017 全豪オープン優勝(シングルス)
2018 全仏オープン優勝(シングルス)
2018 全豪オープン優勝(ダブルス)
2018 全英オープン優勝(ダブルス)
2018 全米オープン優勝(ダブルス)
2019 全英オープンベスト4
2020 全仏オープン優勝 (シングルス、ダブルス)
2020 全豪オープン優勝 (シングルス、ダブルス)
過去の優勝回数はシングルス、ダブルス合わせて24回!
日本だけでなく世界的にも圧倒的な実力を誇っていることが分かります。
上地結衣の年収は2000万くらいだと考察
ここからは上地選手の年収についてです!
結果からいうと「大会実績」「CM出演」「スポンサー契約」から上地選手の年収は2000万ほどだと考察しています!
それぞれ見ていきましょう
上地結衣 選手のスポンサー契約数は10社
まずは上地選手のスポンサー契約数について。
上地選手の公式サイトからスポンサー契約数は10社だということが分かりました。

コカ・コーラをはじめ三井住友銀行や日本航空など多くの有名企業と契約を結んでいるのが分かります。
それでは1つの会社と契約することで年間どれくらいの収入が約束されるのでしょうか?
1つの企業との契約で支払われる契約金はおよそ600~800万円
同じ車いすテニス選手として日本代表として活躍している荒井 大輔選手(https://ssl.allez-japan.com/athlete/tennis_w_arai.html)の年間契約額が挙がっていました。

これを見ると契約を結ぶ企業によって差はあるとは思いますが、だいたい一社につき年間600~800万ほどの契約金が支払われることが分かります。(https://find-fc.com/athletes/arai-daisuke-wheelchairtennis)
ここから考えるに、多数の有名企業と契約を結んでいる上地選手の契約金総額で、6000~8000万くらいではないかと考えられます。
上地結衣 選手モデルの商品販売を考えると契約金は億越えの可能性も
また契約企業の1つであるDANLOPが上地選手モデルのラケットやラケットバッグを販売していることも分かっています。

こういった商品や企業のPRも契約金として入っていることを考えると、10社との契約金で1億を超えている可能性も十分に考えられます。
プロテニスアスリートの必要経費はとにかく高い
そんな夢を与えてくれる「車いすテニス」ですが、プロアスリートとして活躍していく上で年間で必要になる経費は非常に高額です。
大会費用からはじまり、コーチング費用やホテル費用、移動費用、トレーニング費用、その他道具など様々なところでお金がかかります。
車いすの維持費だけでも年間数百万するみたいですよ!!
これはテニス(車いすではない)世界ランキング50位以内で争う選手の年間主要経費の内枠です。(THE TENISS DAILYから引用)

年間でおよそ2億円。
車椅子テニス界の王者、国枝慎吾選手もアスリートの収入事情の厳しさを記事に寄せていました。
これが世界1位に何度も輝いている国枝慎吾選手の実績です

4大大会では過去45回優勝。
これだけの実績にも関わらず「大会の賞金だけでは到底生活していけませんね、生活するにはすべての大会で優勝しないと厳しいです」と話していたようです。
このことを考えると、車いすテニス選手がプロとして活躍するためには、年間で契約金と同じくらいの経費がかかるのではないでしょうか。
4大大会の優勝賞金は600万!

これを考えると、上地選手のスポンサー契約金はほとんどが経費に使われて、年収はほとんど4大大会の賞金で決まってくると言っていいでしょう。
調べによると「車いすテニスの4大大会」の優勝賞金は600万ほどとのこと。
年に4回行われる大会その全てで優勝したとしても年間に得られる収入は単純計算して2,400万ほど。
国枝慎吾選手のいう厳しさの理由が分かります。
公式ではありませんが、国枝慎吾ほどの選手でも、年収は3,000~5000万ほどだといわれています。
これを考えると上地選手の年収は1500~2000万の間くらいがいいところではないでしょうか。
大手CMからの出演料は重要な収入源
そんな上地選手はスポンサー企業である三井住友銀行のCMにいくつか出ています。
アスリートたちにとってCM出演料も重要な収入源だったことが分かりました。
五輪金メダリストのCM出演料は5,000~6000が相場
「サンスポ」の記事によれば、今年の東京オリンピック金メダリストのCM出演料は一本4000~5000万円程だと言われています。

コロナが大変な世の中で、絆をテーマとしたCMに出演が決まった阿部きょうだい。その他にもスポーツドリンクなどのCMには最年少メダリストの西矢椛選手など、CM作成をする上でメダリストたちの需要は相当高いものだと考えられます。
金メダルが期待される上地選手がCMに出演する可能性は大いにあるので、4年に1度のパラリンピックの時期に限られるものの非常に重要な収入源になっていると考えられますね。
上地結衣 選手の年収は2000ほどで大会の結果が非常に重要

今回は女子車いすテニス日本代表の上地結衣選手の年収について考察していきました。
「スポンサー契約金」「大会賞金」から考えると年収はおよそ2000万前後で、パラリンピックの時期は「CM出演料」が加えられるといった感じでしょうか。
スポンサー契約金の多くが経費で使われることを考えると、大会の結果が年収に直結することが分かりました。
ただ4大大会すべてで優勝しても2500万弱の賞金というのは、国を代表して世界の最前線で活躍していることを知ると、少し考えさせられる額のようにも感じますね。